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XC-99 (航空機) : ウィキペディア日本語版 | XC-99 (航空機)[えっくすしー99]
XC-99とはアメリカ合衆国のコンベア社がB-36戦略爆撃機を原型にして開発したレシプロ大型軍事輸送機である〔航空ファン別冊 No.32 アメリカ軍用機1945~1986 空軍編 P85 文林堂 雑誌コード 03344-8 1986年〕。1機のみ生産され、10年ほど運用された〔。 == 概要 == B-36爆撃機の開発は1941年より開始されていた。コンベア社はB-36の設計を応用した輸送機型を構想し、これは1942年5月よりモデル36として開発が開始された。この開発案は、アメリカ陸軍航空軍に採用され、XC-99として1942年に発注され、開発されることとなった。主翼や尾翼はB-36の設計を流用しているが、胴体は大きく異なり、2階建ての胴体とされ〔、主翼は中翼配置に変更されている。初飛行は大戦後の1947年11月23日で、その後各種のテストが行われた。第二次世界大戦が終わり冷戦に入る前であったため、このような大型輸送機は必要ないと判断され、試作機1機のみでC-99として量産されることは無かった。 しかしながら、当時最大級の輸送能力を持っていたため、試作機でありながら空軍に1949年11月23日に引き渡され、実戦配備された。そのため、1957年に退役するまで7,400時間の飛行が行われた。
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